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「何かを使う、買う、やってみる。」成功と失敗の物語

バドミントンラケット シャフト

バドミントン部に所属する高校1年生のラケットを見せてもらいました。床に対してフエィス面が垂直になるように立ててみると変形しているのが分かります。当人に見せても気が付かないようなので、別の方法で試してみます。

 

どちらかの面を下にして床に静かに置きます。その時、シャフトと床の距離に注目してもらいます。それから反対側の面を下にして同じように置きます。そして、また、シャフトと床の距離を確認してもらいます。すると、「ああー」と納得の声が出ます。

 

「変形」という言葉に誤解があるといけないので説明します。現在のように材料学が進化し、製品製造技術も格段に進歩しているのに変形するとはどういうことでしょうか。実は、シャフトそのものが変形しているのではありません。問題は、お互いの関係にあります。これから、少し前置きした後に説明を続けていきます。

 

冒頭にお話しした光景は、実は過去にも2度ありました。どれも同じメーカーのラケットです。問題があるといけないので社名は控えます。逆に、良い方の例として社名をあげて説明します。現在は、どのようになっているかはわかりませんのであらかじめご了承ください。

 

過去のウィルソンのバドミントンラケットは、シャフトがグリップエンド付近まで通っていました。そして、それは宣伝文句になってもいました。また、モデルによっては、グリップエンド部分が透明になっており、シャフトがエンド部まで通っていることを確認できるようになっていました。とても感動したのを覚えています。

 

ここ数年間、所有するバドミントンラケットは折れていません。しかし、過去に週6で活動していた時は、年間にラケットを何本も折ってしまいました。その時、好奇心から、グリップ部分を切断して、シャフトの長さを見てみました。勿論、メーカーごとにとても違います。また、シャフトそのものを切断して形状と厚みを確かめました。

 

話を本題に戻します。木製のグリップ部へ通っているシャフト部が短いと、上記で「変形」と呼んだことが起こりやすいようです。全体としては変形ですが、素材の変形ではなく、実際は、設計や取り付けの悪さかなと思います。

 

現在は、グリップエンド部までシャフトが届いているラケットはないのかなと思います。買う前に分解するわけにもいきませんから、メーカーで選ぶしかないかなと思います。