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「何かを使う、買う、やってみる。」成功と失敗の物語

バドミントン ガット張り ツール

業者さんにも自分でガットを張られている方にも、あまり使われていないかなと思うツールを紹介します。

 

糸通し

ラケットについているグロメットと呼ばれるガットが通るパーツ。大別すると2本通るものと1本通るものに分かれます。そのうち、2本通るグロメットにガットを通すときに使うのが糸通しです。縦糸が通っているところに横糸を通すときに使います。ストリンクムーバーで大抵は間に合うのですが、それでもどうしても通りにくい場所に使います。

 

何年も100均のもの(左)を使っていましたが、短所はすぐに切れてしまうことでした。勿論、本来の用途ではないので仕方がありません。昨年から、アマゾンで購入した糸通し(右)に替えました。丈夫です。ただし、プラスチック部とワイヤー部は取れやすいです。こちらも、本来の用途ではないので当然です。

 

グロメットにガットを通すのには、専用品があります。国内ではほとんど売られていません。しかも、価格が数千円と高いです。また、過去のガット張りのお話で取り上げましたが、専用品を使えば恐らくガットを傷つけてしまうと思います。

 

糸通しは最高です。

 

アタッチメント

こちらは、ハイテンションで張る時に使用するアタッチメントです。今回紹介しているものの中で、唯一、ほとんどの方に知られたツールかと思います。

 

グロメットはずし

古くなったグロメットをはずすために使います。これにも専用品はあります。画像のものは、ホームセンターを探し回ってやっと見つけたDIY用の工具です。安くてとても便利です。普通のドリルビットや錐でもできないことはないですが面倒です。形状と大きさが最高です。

 

ストリングツール

グロメットの上にメインストリングがあるとき、動かすために使います。簡単な事前準備があればこのツールは使う必要がありません。いざというときの保険ツールです。

 

事前準備とは、メインストリングを張っている時に、あらかじめ半端なガットの切れ端を通しておくことです。ラケットのメーカーによっても種類によってもその必要度合いが異なります。それは、ラケットにあるグロメットの数と内径にも関係します。

 

経験上、グロメット数が最少のラケットは、バボラ6.5シリーズで、20×22の42個です。(掛け算ではないです。縦用、横用または両用の数をこう表します。)一方、最多はモアのラケットです。その数なんと96個。余談ですが、これだけ違うと必要とされるガットの長さが変わってきます。これまで、モアのラケットのガットを張って2度も失敗しました。最後の方でガットが足りなくなってしまう失敗でした。

 

本題に戻ります。

ミニホイールストングドローイングツールデバイス

最近見つけて衝動買いしました。日本未発売専用品。ガット張りを終えたら、必ず縦糸と横糸を整えなければなりません。網目の1つ1つが正方形または長方形になるように整えます。その時役立つのがこのツールです。溝に縦糸を挟み込んでコロコロするだけで整えられます。この発想はすごいです。今までの苦労は何だったのかと思いました。それでも、最後には必ず手で整えます。

 

現在、頼まれて10人以上の方のガット張りをしています。張った際には、すべて日時とテンションを記録しています。冬は気温が低いのでガットが切れやすいです。大雑把ですが、同じ方で比較すると、ほぼ夏の半分以下の使用日数で切れています。一応お断りしておきますが、自分が張った場合ではなくとも、ほぼそのような傾向がみられます。体育館は、気温がマイナスのこともありますので。

 

これから、また、1本張ります。今日のラケットは?・・・ウイルソンですか。