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「何かを使う、買う、やってみる。」成功と失敗の物語

ウェットブラスト

サンドブラスター 下カップ

サンドブラスター 下カップ式 実物

画像は、サンドブラスター下カップ式です。

この商品は、数年前まで、転売の対象になっていました。どこのお店へ行っても、どこのネットショップへ行っても在庫がありませんでした。それなのに、メルカリでは大量出品されていました。残念なことです。そもそも、それほど価格が高くないものが、なぜそのような状況になったかは疑問でした。現在は普通に販売されているようですが、少しお高くなりました。

 

さて、話は本題に移ります。タイトルは「ウェットブラスト」なのに画像は「サンドブラスター」です。その経緯からお話します。

 

サンドブラスター

さび落とし、塗装剥がし、洗浄などにとても能力が高く効果は抜群です。体験学習ができるところでは、ガラスのコップにすりガラスのような模様をつける用途に使われていることがあります。

 

さて、このサンドブラスターですが、研磨用メディアには、たくさんの種類があります。しかし、残念ながら、環境に対して有害なものが少なくありません。また、使用後の処分も問題です。そのようなことから、例えDIYであっても、一般家庭ではなるべく使わない方が良いと思います。

 

ウェットブラスト

ウェットブラストの専用品は、7万円~100万円台です。効果は間違いなくあるのですが、DIYとしては手が出せない価格です。そこで、簡易ウェットブラストの登場です。

 

簡易ウェットブラスト

サンドブラスト用品+コンプレッサー+重曹+水

これで、簡易ウェットブラストができます。研磨力や洗浄力は弱いのですが、重曹を使うので環境に優しいところが最大のメリットです。

 

重曹と水

重曹をたくさん使う場合は、100均やホームセンタのものより、ネット通販の25kgのものが割安です。

重曹と水の割合は、まず1対1でテストして、用途に応じて比率を変えていくといいかなと思います。比率は、重量比でも体積比でもよく、そこまで厳密に考える必要はありません。

 

循環式あるいは再利用

ブラスト中は、重曹水が大量吐出されます。垂れ流し方式だと経済効率が悪いです。工夫して循環方式にすれば一番良いです。しかし、面倒な場合は、貯め置き式再利用がいいと思います。バケツ、トロ船、衣装ケースのようなものの中で作業し、たまった重曹水を再利用します。

また、余った重曹水を保管しておくことも可能ですが、固まることが多いので、時折確認する必要があります。装置ではない別容器での保管が必須です。

 

防護と作業場所

メガネ、ゴム手袋、マスク、重曹水を浴びてもよい作業服が必須です。作業場所は、屋外であることはもちろんのこと、周りに霧状の重曹水が飛び散りますので十分に配慮してください。

 

その他

やすり、コンパウンド、ワイヤーブラシなどを使う手作業では絶対にさび落としできない場所にとても有効です。