画像は、自作の丸鋸定規です。やすりがけをしておらず作りが粗いです。普通の丸鋸定規は、上から材にあてて使いますが、こちらは下から材を挟んで使います。普通の丸鋸定規を使っていると、丸鋸のモーター部と干渉してしまうことがあります。メーカーを問わず、モーター部はかなり作業の邪魔になるしろものです。持ってはいないのですが、海外製の構造が左右逆である丸鋸が便利かもしれません。
百均のカーテンレールです。300円か400円だったと思います。いいところは、長さを変えられることと、やはり価格の安さです。
一方悪いところは、本体と固定金具の弱さです。そして、長さが変えられるメリットが逆にデメリットになります。それは、カーテンを開け閉めするとカーテンレールランナーが継ぎ目でレールに引っかかってしまうことです。
そこで、2枚目の画像の赤い四角で囲んだ部分のようなつくりを利用して、木製カーテンレールを作ることにしました。
木材に2枚目の画像にあるような加工をするだけでカーテンレールになります。
使用する道具
・トリマーorルーター
・ストレートビット
・Tスロットビット(※カーテンランナーのサイズに合わせてた大きさ)
・(※できれば、ルーターorトリマーテーブル)
作り方
・木材を必要な長さより少し長めに切断します。
・開口部の幅に合わせたストレートビットで溝を掘ります。
(溝堀は何回かに分けてやらないと、抵抗が大きくうまくいきませんし、きれいにもならないです。それで、初めにストレートビットを使います。ストレートビットは、幅が合わなくても、小さい場合は2度加工すればよいので、サイズはあまり問題になりません。)
・Tスロットビットで溝を掘ります。
・仕上げに、軽くやすり掛けして、蜜蝋を塗ります。
・必要に応じて両端の加工をします。
(カーテンレールランナーを通す。余分な長さを切断する。両端を止める加工をする。)
良いところ
・必要な長さに応じて継ぎ目のない1本のレールを自在に作ることができます。
・ある程度の強度があります。
・木製なので固定の仕方の自由度が高いです。
・試してはいませんが、90度回転させて壁などに直接ねじ止めできると思います。
(見栄えとランナーの動きはわかりませんが…)
応用編
・技術が必要ですが、2列一体型レールの作成が可能です。
・大工さんが作るようなカーテンレールボックスに、金属製ではなく木製のカーテンレールが付いているとちょっとおしゃれかもしれません。
難しいところ
技術的に難しいところは、長い木材にまっすぐにT型溝を掘ることです。事前に端材などでテストして十分に確認する必要があります。長ければ長いほど、ずれない技術が必要になります。
丸鋸定規に使った木材とカーテンレールに使った木材は、材質が違います。どちらも車庫にあったものを利用しました。新しい木材を購入して作成する場合は、やや硬めで少し良い木材が必要です。木材選びは重要です。
カーテンレールランナーは、構造的に2種類あります。コロ付きとコロ無しではサイズが少し違いますので、どちらを使うか使用目的に合わせて選び、その後加工するという方法があります。また、汎用性を持たせるためにどちらにも使えるようにする方法があります。サイズはmm単位での決定となりますし、必要なTスロットビットが変わる場合がありますので気を付けたいところです。
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