はじめに、レシプロソーとセーバーソーの違いについて引用します。
引用
レシプロソーとセーバーソーの違いは、メーカーによる名前の違いだけで、基本的には同じ電動工具を表しています。 レシプロソーとセーバーソーを取り扱うメーカーは多く存在。 例えば、マキタやパナソニックなどはレシプロソーと表記しています。 一方、ハイコーキやボッシュなどはセーバーソーと表記しているのが特徴です。
黄色の方は、叔母からのもらい物です。赤色の方は、自分で購入したものです。同じメーカーの物でも気を付けるところが1か所だけあります。それは、ブレードの固定の仕方です。
黄色の方は、六角レンチでねじを締めて固定します。ずっと使っていたら頭の六角形の部分が減ってしまったので、ホームセンターで買ってきました。ねじそのものは一般的なミリねじで大丈夫です。
赤色の方は、スライド式で固定します。黒の矢印部分を左にスライドさせ、ブレードを取り付けたら離します。それで固定されます。
はじめて購入される方は、ここの部分に気をつけたいです。
ブレード(替刃)
木工用、鉄工用、塩ビ用、竹用、万能など様々な種類がありますので、用途に合ったものを購入するととても便利に使えます。
使ってみて一番便利だったのが、木材と金属両対応のものでした。用途は、釘打ちされた木材を釘ごと切断することです。
適合機種の注意点
販売されている汎用の替刃は、マキタ、リョービ、日立、BOSCHなどメーカーを問わず使用することができますが、一部適合しない機種がありますのでご注意ください。
例えば、マキタ104DZ、ボッシュPFZ500E、PFZ500、PFZ50など適応外となっているものがあります。
安全で最も多用途
木や金属などを切断する電動工具はたくさんあります。電動丸鋸、チェーンソー、ディスクグラインダーなど。使ってみて一番怖くないのがレシプロソー(セーバーソー)かなと思っています。そして、ブレードを簡単に取り替えるだけで切断対象を変えることができることも利点です。
ごみの廃棄時、大きな物の解体などにとても便利ですが、板状のプラスチックには不向きですのでご注意ください。
回転系ではないメリットとデメリット
回転系ではないので、巻き込み等がなくそういう意味では安全です。逆に、振動による刃の暴れがあるのでそういう意味では危険です。どちらも持ち合わせている仕組みですので、あらかじめ心得ておきましょう。
レベルに合わせた使い方
初めて使用するときや初級者は、先端の金具部分を材に合わせて、ブレードの根元部分で切断しましょう。刃の暴れを抑えられるので楽に切断できます。
慣れてきたら、刃の真ん中部分で切断していきましょう。
熟練者は、刃全体を使って切断します。
※注意※
決して刃の先端部分で切断を始めないでください。刃が暴れます。
上記の「レベルに応じた使い方」をすると、当然、刃の減り方が違ってきます。熟練者が使った刃は満遍なく摩耗していきます。しかし、初めのうちは偏った減り方も許容しましょう。数をこなせば意識しなくても自然にやり方が身についていきます。
材に合わせた使い方
「材」というと材質のことかと思われますが、ここでは、「固定」についてお話します。例えば、枝を剪定するとき。細い枝は揺れるので大変切断しづらいです。そういう場合は、二つの方法があります。一つはなるべく安全な方法で固定すること。もう一つは、同じ木材用でもブレードの刃の細かいものを使うということです。
「固定」については、すべての材に言えることで、固定されたものは切断しやすく、揺れたり暴れたりする材は大変切断しづらいです。このような場合、レシプロソー先端の金具に材をあてて作業すると少しやりやすくなります。
前述した、切断しにくい板状のプラスチックのような例の場合。木材などでサンドイッチして固定すれば切断しやすくなるかと思います。
安全に気をつけて
防具手袋、ゴーグルなどを着用して安全に気を付けて使いましょう。
DIYに興味がない人でも、日常生活で一番役立つ便利な電動工具が、レシプロソー(セイバーソー)かなと思います。