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「何かを使う、買う、やってみる。」成功と失敗の物語

ミニテーブルソー 日本の電源電圧/周波数

ミニテーブルソー

安全に気を付けて使いましょう

先日、やすりがけをしていて、不用意にも回転する鋸刃の上に、指が乗ってしまいました。ガードを写真のような状態で使っていたからです。一瞬、3本の指が飛んだかと思って焦りましたが、幸い何ともありませんでした。

 

ミニテーブルソーは、二つの回転部分が同時に動くので、一方の作業に集中すると他方の回転のことを忘れてしまいます。とても面倒なのですが、使わない方は安全のために鋸刃ややすりを外しておく方がいいかもしれません。

 

ミニテーブルソーでパワーがないという低評価が多いことについて

もしパワーがあったら、私のような事故でけが人が多発するかもしれないと思います。本当に幸いでした。

 

さて、ミニテーブルソーについては、メーカーを問わず「パワーがない」「弱い」という低評価がたくさんあります。それを目にするたびに、購入するときスペックを見なかったのかなと疑問がわきます。

 

例えば、私が購入したものは、電圧110Vで20Aの記載しかありません。(計算が合わないので誤った数字)現時点の価格は、9,990円です。評価平均は3.2。

 

ある商品は、24V、15A、360W(切断モーター:10000回転 鋸刃:5000回転 研削モーターとドリル:6000回転)の表記があります。価格は、27,200円で、評価平均は3.9です。

 

価格とスペックのことを考慮せずに、比べたようにして低評価を下すというのは、どうかなと思います。今回のミニテーブルソーに限らず、そのような評価の仕方がされている商品はたくさんあります。安いものを買ったら、能力もそれなりとは思えないのでしょうか。勿論、たまにとてもいいものがあることはありますが。

 

そもそもミニテーブルソーの主な用途は、「小さな細工」かと思います。コメントを読むと、普通のテーブルソーのようなパワーを求めているものがあります。

 

 

DIY電動工具の付属品

購入時についてくるいろいろな付属品は、おまけ程度に考えるべきものもあるかと思います。一番わかりやすいのは、電動のこぎりです。付属品と単体で購入する鋸刃の切れ味を比べると、天と地ほどの差があります。いいものを使えば、木材の切断面は艶々になります。

 

今回の、ミニテーブルソーにも同じことが言えると思います。鋸刃1つで、金属 、木材、 アクリルなどに使う多用途のものです。逆に言うと、どれに使っても切れ味はそんなに良くないと思います。実際に、木材とアクリルを切ってみました。木材の切れ味は今ひとつでしたが、アクリルには使えるかなと思いました。使う人それぞれにカスタマイズすればよいと思います。

 

速度調整機能付きACアダプタについて

7段階速度調整機

速度調整機能付きACアダプタについての低評価やクレームはたくさんあり、不具合は、ミニテーブルソーのメーカーに関わらずよく報告されています。実は、上の画像にある速度調整機能付きACアダプタは、購入したミニテーブルソーのメーカーに関係なく、全く同じものである可能性が高いです。

 

Amazonで「ミニテーブルソー」と検索すると、1ページに49商品が表示されました。その中で、速度調整機能付きACアダプタの画像があるものが7商品あります。メーカーはそれぞれに違いますが、速度調整機能付きACアダプタが上の画像と同じであることが確認できると思います。

 

また、このアダプタは、ミニテーブルソーだけではなく、他のDIY機器にも使われています。従って、購入商品とは切り離して考える必要があると思います。ダメなら、交換してもらうつもりぐらいで。それが嫌なら、初めから本体に速度調整機能がついたものを購入するのがいいかと思います。

 

「7段階調節可能」この表示があれば、ほとんどが同じ速度調整機能付きACアダプタです。

 

家庭用の電源電圧と周波数について

調べてみると驚くべきことがわかります。家庭用の電源電圧が100Vの国は、日本とお隣の国の2か国です。更に100V一種類しかない国は、世界の中で日本だけです。他の190以上の国と地域は、110V~240Vで、複数のバリエーションがあったりします。周波数も同様で、50/60の二つの周波数を使っているのは世界の中で日本だけです。他は、50か60のどちらかです。

 

周波数については、歴史的経緯や統一の障壁がいろいろあることは調べればわかると思います。過去に、夏の電力不足の際、電力会社がお互いに融通しあった時、このことについて少しだけ触れた報道がありました。専門家ではないのでわかりませんが、地球上で一つの国しか使っていない規格というのはどうなのかなと思います。

 

詳しくは、ヨドバシの「世界の電源事情一覧」をご覧ください。

 

ふと思う

ここで、疑問が一つ湧いてきます。日本の電気炊飯器は大変優秀で、訪日客が一人で高級炊飯器をいくつも買っている姿を報じられることがあります。さて、日本で炊飯器を購入して行って、自国でそのまま使えるのでしょうか。調べてみると、変圧器とコンセントの形状を変えるアダプタが必要だそうです。

 

これまでに、他国の機器で電気が関わる製品を購入したいとき、規格やプラグ形状がわからずに買えないということがありました。日本では売られていない製品の場合、特に困ります。

 

「110Vと220V、50Hzか60Hzに統一」、そうなればかなり便利だなと思います。ただし、100Vだと感電死はしないそうです。どちらがいいのでしょうか。