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「何かを使う、買う、やってみる。」成功と失敗の物語

おせちの箱を使ってみた

おせちのCMが目立つ季節になりました。昨年、ネットで注文した3段重ねのおせち。最後に残ったのはこのような箱です。

(※余談ですが、この写真は、元の状態を示したくて一番最後に撮ったものです。アフター制作物からビフォー画像を作りました。)

おせちの箱

 

 

 

何だかもったいなくて捨てられずにいました。そこで、これをすべて利用できないかと考えます。

 

!!小物入れを作ろう!!

 

小物入れ 斜め

小物入れ 正面

小物入れ 引き出し

 

蓋はひっくり返して、上部にトレイとして置きました。

3段部分を引き出しにしました。

 

底をよく見ると、1mmぐらいずれています。作りが甘いです。

 

材料、素材について

おせちの箱に限らず、同じような素材の似たような箱がたくさんあります。今、手元には、信州そばの箱がありますが素材はほぼ同じです。捨てようと思えば手で簡単に壊せるようなものですが、乱暴に扱わなければいろいろな用途に使えます。

 

軽いこと、木工用ボンドが使えること、カッターでも加工できることなどが利点です。今回のように、外側を丈夫にすれば用途はさらに広がるでしょう。

 

ちょっと一工夫

引き出しの底の部分と枠組み全体に「みつろう」を塗りました。「みつろう」の良いところがいろいろあります。

・木材が丈夫で長持ちになる。

・艶や光沢が出る。

・自然素材である。

・滑りがよくなる。

 

メリットとデメリットを併せ持つ不思議な性質

変に聞こえるかもしれませんが、滑りがいいのに滑らないという特徴があります。自作丸鋸定規に塗り込んでみました。丸鋸を使うときに滑りはいいです。しかし、単体で置いておくと、木くずやほこりがとてもつきやすいです。今回の小物入れも、引き出しの滑りはいい一方で、側板に触ってみるとほこりを寄せ付けやすいような感じがします。使い方のお勧めは、摩擦部に使用するということです。

 

応用

家の中にある複数の箪笥の引き出しがどれも渋くなっています。ベニヤとか合板が使われた安物です。ずっとそのままにしていたのですが、支障をきたすようになったので、すべての引き出しを外してみました。

 

すると、あられ組になっているところが緩んだりはずれたりはがれたりしていました。木づちでたたいたり、木工用ボンドで補修したりしました。最後に、本体と引き出し部の接触部分すべてに「みつろう」を塗りました。滑りがよくなって快適です。

 

みつろうを塗るときは、初めから布を使うと、布の方にしみこんでしまいもったいないです。使い終わった歯ブラシで塗り込み、十分のばした後、仕上げで布磨きするといいかと思います。