使ってみた 買ってみた やってみた

「何かを使う、買う、やってみる。」成功と失敗の物語

スポーツに思う

今とても注目しているアスリートがいます。バスケットボールの富永啓生選手です。富永選手は日本では、県代表にもなれなかった選手です。しかし、今では間違いなく日本よりアメリカで超有名な選手です。現在は日本代表でもあるので一般の人の認知度も飛躍的に向上したかなと思います。すべて本人の努力の賜物であることに疑いはありません。

 

さて、今回のMLBにおける騒動で注目を浴びたのがスポーツ専門チャンネルESPNです。24時間スポーツ番組の配信を行っている会社です。

 

ESPNは、大学のバスケットボール中継の権利を買っています。その収益が選手たちの育成資金に使われるようになって、選手を育てやすくなったそうです。勿論、競技そのものの人気の向上につながっていることも間違いないので、相乗的なプラス効果は大きいようです。

武井壮氏は、「今こそ全アスリートのプロ化」ということを話されているようです。日本の場合は、金銭的な苦しさから有能なアスリートが競技を続けられないこともかなり多いかなと思います。現在は、どんな種目も、成績上位者、特に1位2位のアスリートには光があたり、強化指定や育成プログラムに組み入れられてその恩恵を受けられる傾向が強いかなと思います。それはそれで間違いないことだと思います。

 

それにプラスして、「結果としては出ていないけれども、よく努力しているアスリート」を援助できる仕組み、競技全体の底上げが図れる仕組みが必要かと思います。

 

少子化の影響はとても深刻です。高校の定員割れは深刻で、チームスポーツや団体戦で出場不可能な部活動が増えています。野球の場合は、混成チームが認められていますが、他の種目ではほとんど認められていません。

 

2023年、地域にある公立私立含めて7校のお話です、ある種目で、県大会に団体戦があります。7校のうち1校は廃校で無くなり、他の2校は選手不足で出場できません。また、サッカーや野球など人数を必要とするチームスポーツの部員不足も深刻です。

 

小学校では、サッカーとバスケットボールは部活動からジュニアクラブへの移行が加速しています。高校は手つかずのままですので試合出場というより、スポーツそのものの衰退が気がかりです。どの競技も待ったなしです。いいいアイディアで早急に取り組む必要があります。

 

衝撃的な数字があります。MLBでは、選手が引退後5年で8割自己破産しているそうです。このことは何を物語っているのでしょうか。アスリートには、人間力も一緒に培うことのできるシステムも必要かなと思います。

 

最近、八村選手が何度も大活躍して、レブロン・ジェームスから絶賛され話題となりました。富永啓生選手は、既に現時点で和製カリーと呼ばれています。「和製」という言葉が取れるほど、いや、オリジナルニックネームが付くほど、これからますます活躍してくれるものととても期待しています。NBAの指名が話題になる日は近いでしょう。