現在行われている世界卓球で、中国のメディアが報じていることがあります。それは、不文律についてです。
日本の女子2選手が1つのゲームを11-0で勝利したことについての記事でした。しかも、今回の大会では、中国選手も11-0で勝利しているのでした。
卓球界では、11-0で勝たないように相手に1点を献上するというような不文律が存在していました。過去の福原選手もそれで1-11でゲームを落としたことがあります。
今回の報道は、珍しく批判的な姿勢ではありませんでした。「不文律はどこへ?」というニュアンスです。
話は変わって、MLB。アンリトンルールというものが存在します。ルールブックには書かれていないルールというようなニュアンスです。しかし、卓球の例とは異なりいろいろ疑問を感じることも少なくありません。
・盗塁王候補でも、6回以降、5点以上差をつけている場合は盗塁をしてはならない。
・大差がついた試合で勝っているチームは、ボールカウント3-0から打ちにいってはならない。
など140以上もあるとされ、そのうち使われなくなっているものもあるそうです。ひどい場合は、
・故意死球による報復。
もアンリトンルールなどと言われたりします。
「日本人は、何事においても全力で尽くすのが他者への礼儀と考える」のとは真逆の考えなので、なかな受け入れられない部分もあります。
他の競技にも不文律は存在していそうです。卓球の件については判断しかねますが、MLBを普段見ていると「なんだかなあ」と思う不文律が少なくありません。