大相撲中継はもう何年も見ていませんでした。しかし、今場所は、尊富士が110年ぶりの記録に並ぶかもしれないということで、中日を過ぎたあたりから注目していました。
以前は、大相撲中継をNHKで見ていたのですが、今回はABEMAで見ました。昨日、足を怪我して出場が危ぶまれましたが、自ら勝利して偉業を成し遂げた尊富士は素晴らしかったです。歴史的偉業は勿論ですが、尊富士の絶えず真摯な姿勢にとても好感が持てました。幕内では一番下の番付ですから、常に先に手をついて待っています。勝っても負けても「礼」を尽くしています。また、2敗はしたものの内容的には決して悪い相撲ではありませんでした。
さて、千秋楽のABEMAの解説者は、元横綱若乃花でした。とても理論的な解説でなるほどなと思いました。
話は突然MLBに移ります。ここ2年は、大谷選手の出場試合、NHK-BSとABEMAでかなりの数のテレビ観戦をしました。
大相撲とMLB、全く異なるスポーツですが、NHKとABEMAを視聴して思うのは、お堅い路線と砕けた路線の違いかなと思います。人それぞれ好みがあるでしょうから、視聴の選択肢が増えること自体が良いことかなと思います。
ただ、情報量の豊富さや専門性になるとABEMAの方が面白いかなと思います。その違いは、やはり解説者にあると思います。
これまで受け身一方を余儀なくされてきた視聴者にとって、選択するという能動性が生まれたことは何よりかなと思います。
『祝!!優勝 尊富士』