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「何かを使う、買う、やってみる。」成功と失敗の物語

ダウ平均株価と日経平均株価

日経平均株価が史上最高値を更新したことが話題となっています。そこには、日経平均株価指数の不連続性、値嵩株による偏り、ドル換算値といった観点からの報道はありません。ただ、過去と絶対値だけを比べて一喜一憂しています。また、株価が下がった時は、「年金」の運用がマイナスになったと大々的に報じるものの、プラスの時は、一言も言いません。困ったものです。

さて、ダウ平均株価と日経平均株価の42年間比較チャートを見てみます。1980年から2022年までです。2001年の中期あたりから、ダウ平均株価と日経平均株価は、ほとんど似たような変化をしています。その後23年間はどちらも上げ基調ですが、この後どうなるかは誰にもわかりません。

 

見方を変えて、両者の乖離に注目します。2024年2月現在、両者はどちらも最高値近辺なので乖離はほとんどありません。この後、上げ下げがどうなるかはわかりませんが、必ず乖離が起こると思われます。ただし、どちらが上でどちらが下になる乖離が起こるかはわかりませんので、注意深く観察しなければなりません。乖離幅がとても大きくなれば、必ず乖離が終息する方向へ動きます。株価に限らず、物事には必ず「揺らぎ」が起こるのが自然なことかと思います。