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「何かを使う、買う、やってみる。」成功と失敗の物語

家中LED化計画

古い家なので、照明はすべて昔ながらのものでした。そこで、時間をかけて「家中LED化計画」を実行しました。計画を進めていくうちに、調べてみて、知らなかった事実があって驚きました。

 

初めに行ったのは、居間、パソコン部屋、他居室の照明のLED化でした。器具を丸ごとメーカー品に取り替えるので特に問題はありませんでした。

 

しかし、使用しているうちに問題が発覚しました。何だか耳障りな音がします。調べてみると、メーカー品であってもLED化初期製品は、器具から音が出る物があるということです。それは不良品ではなくそういうものなのだそうです。第2世代からは改善されているそうです。今現在の製品にそのようなものはありません。

 

次に行ったのは、玄関、廊下、トイレ、風呂場、脱衣場等です。脱衣場は、センサー付きの器具に丸ごと交換しました。他は、さすがに器具丸ごというわけにもいかないのでLED電球に交換しただけでした。

 

ここで、後になって知らなかった事実を知ることになります。それは、「電球をLEDに替えただけでは、思ったほど電力削減にならない。」ということです。(※特に、LED電球よりLED蛍光灯については顕著かと思います。)

 

表示されたワット数だけ見ると1/10くらいになっているのですが、実際の消費電力はそうならないのだそうです。なぜなら、器具本体の中のインバーターや安定器と呼ばれるものが電力を消費するからだそうです。

 

規格的には誰でも簡単に取り替えられるので「LED電球やLED蛍光灯に取り替えれば省エネ」と思っている方はかなり多いのではないでしょうか。

 

更に調べを進めると、「5年以上使用した器具に直管LEDランプを使うのは危険」という注意がありました。火災につながる場合があるということです。東京消防庁安全・安心情報にも載せられているそうです。

 

最後に、台所と車庫のLED化を行いました。こちらにはノーブランドの安いものを取り付けました。(※直管LEDランプは単体でも高額です。また、器具ごととなればかなりいいお値段でした。それから、台所用のストレートなLED照明は選択肢が少ないです。)

 

現在、台所のものは、すでに一部点灯しなくなり「安物買いのなんとやら」となっています。それでも懲りずに別メーカーのノーブランド品をすでに準備しています。車庫に使用したものなので大丈夫そうです。

 

こうして、「家中LED化計画」は終了しました。使用電力量は下がったのかと問われれば、期待したほどではありませんでした。それでも、下がったことは間違いないです。また、他のメリットもありました、「蛍光灯」という比喩表現があるように、普通の蛍光灯には遅延があります。遅延の無いLEDにしてからは、照明のオン・オフによるストレスがなくなりました。それから、一部の照明は、昔ながらの引っ張る紐が消え、リモコン化されました。

 

LED電球やLED蛍光灯は、単体で購入しても決して安くはありません。上記のことをすべて踏まえるなら、交換は器具丸ごと、製品はメーカー品でというのが望ましいようです。最もコストがかかりますが、安心と安全には変えられません。