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「何かを使う、買う、やってみる。」成功と失敗の物語

オイルサーバー 大惨事

ある日のことでした。2階の部屋がとても灯油臭いことに気づきました。冬ではないので灯油機器は使っていません。

 

2階にある灯油機器と送油口を調べてみましたが特に問題はありませんでした。においをかぎ分けていくと、一番灯油臭の強い部屋がありました。しかし、そこには、灯油機器は置いていません。

 

しばらく考えてから、部屋中見渡して、壁際の箪笥などを寄せてみました。すると、壁にシミのようなものを見つけました。その時、はっと気づきました。

 

急いで、その部屋の天井裏へ上ってみます。

「ああー!!」

オイルサーバーから灯油が漏れています。

 

オイルサーバーとは、灯油を2階までくみ上げる装置です。それが故障して灯油が漏れ出していました。それから詳しく調べてみると、漏れた灯油は、1階まで到達しており、柱、壁などにかなりの量の灯油がしみこんでいました。壁裏からしみこんで表側に出てくるほどですから相当の量だったと思います。

 

冬期間ではなかったので、タンクの灯油量を確認しなかったことも気づけなかった理由の一つです。すぐに、オイルサーバーの電源を切り業者さんに連絡しました。

 

そうして、新しいオイルサーバーと交換しました。その時、業者さんが設置している様子をずっと見ていました。「呼び水」ならぬ「呼び灯油」が必要なことを初めて知り、勉強になりました。DIYで覚えておくべき「呼び○○」の知識を得ました。

新しいオイルサーバー

オイルサーバーについて調べました。寿命は、10~20年だということです。それから、オール電化へシフトしていることもあり、石油機器の使用率が減少して、オイルサーバーの製造を止めるメーカーも出てきているとのことです。

 

記憶が確かではないのですが、故障したオイルサーバーはちょうど20年くらい使用していたかと思います。このような機器は、故障しなくても早めに取り替えた方がいいなと思いました。

 

臭いがするまで故障に気が付かなかったので、家の一部は相当灯油まみれになりました。それからは、機会があるごとに窓を全開にして風通しを良くして換気しました。臭いが気にならなくなるまで半年くらいかかりました。完全に臭いが消えるまでは1年以上かかったかと思います。