熱収縮チューブ
熱収縮チューブは、電線関係などによく使われるものです。そして、どちらかというと業務用、プロ専用のイメージが強いです。しかし、実際は、一般家庭でも役立つ場面がたくさんあります。調べてみても用途として「日常生活に」と書かれています。
熱収縮チューブは、価格も安く、カラーも豊富です。また、取り扱いも難しくなく、誰でも簡単に利用することができます。
特性と使い方
熱収縮チューブは約70度で収縮する特性を持っています。ヒートガンで温めるとちょうどよいくらいに収縮します。慣れた人は、○○○の火を使うことがありますが、やけどや火災のことを考えるとヒートガンが一番いいようです。ドライヤーでは少し熱量が足りません。
カラー、サイズ、種類など
カラーは、黒・赤・黄・緑・青・白・透明などがあります。
サイズは、某メーカー参照で収縮前内径が1.2~101.6mm、収縮後内径は0.6~50.8mm
※この数字を見ると収縮率50%であることがわかります。
種類は、構造的に一層式と二層式、接着剤のあるなしなどがあります。
実際の商品
カラーコンビネーションパック、サイズコンビネーションパック、単一色単体などがあります。
使用の一例
近頃のスポーツシューズ、なぜか以前よりシューズ紐がとても長くなっています。特定のメーカーや特定の商品ではなく全般的に長いような気がします。
切断するのも嫌なので、シューズ紐だけ購入して使っていましたが、もったいない気がしますし、もともとカラーリングも考えられているのでそのまま使いたいです。
そんな時に熱収縮チューブが役立ちます。
※手持ちが黒だけでしたのでカラーとしてはよくありませんが。
シューズ紐に使った例です。手順が大切で、間違えると困ったことになります。
※長さを適正にするため、紐はシューズに通してから、気を付けて作業を進めたいです。
・初めに熱収縮チューブを2cmに切り、紐に通してしまいます。
・次に、紐の余分な長さを切り取ります。
・それから、ほんの少しだけ紐に接着剤を付けて、チューブを端までスライドさせます。
・最後に、ヒートガンを使い収縮させます。
※熱いのでやけどに注意してください。
※念のためにお断りしておきます。○○〇の火でやると接着剤に引火して危険です。
紐一つ使用する場面を考えてみても、ジャージ(下)に使われている紐、パーカーのフードに使われている紐、その他衣類や小物に関する紐などが考えられます。紐の端がほどけていくのを防止する。紐を通しやすくする。そのような目的に向いていると思います。
例えば
・引っ張る力のかからないものなら、二つの物を接続するという使い方があります。
・チューブを通すことができる形状なら簡単な補修に使うことができます。
熱収縮チューブは、日常生活のちょっとした問題を解決してくれる可能性があります。