STANLEY バキュームクリーナー SL18410-5B
とても優秀なバキュームクリーナーではありますが、一つ困っていることがありました。
使える3つの用途
・乾いたごみ
・木くずや粉じんなどのごみ
・液体や湿ったゴミ
これらで使用するときには、フィルターや集塵袋をその都度目的に合わせて取り替える必要があります。それがとても面倒なので、サイクロン集塵機を自作してノズルやホースとクリーナー本体の間に挟むことにしました。
通販サイトに行けば、集塵機のシステム装置は販売されています。しかし、それを購入して完成させるためには相当なコストがかかります。また、完成品も販売されていますが高価です。そこで、なるべく今ある材料で作ろうと考えました。
まず、現在の初号機の画像を掲載します。
汚くて大変お恥ずかしい限りです。
本体は、ご近所さんからバケツ用として以前いただいたプラスチックペール缶です。グレーとクリーム色のホースは、洗濯機の排水用ホースです。画像では見えませんが、車庫に転がっていた塩ビ管を切断して使っています。
詳しい仕組みや作り方については、たくさんの方が紹介しているので省きます。
なぜ、このような姿になったのかについてだけ書くことにします。
初号機を完成させて試運転しました。初めのうちは調子よく動作していたのですが、気を緩めた一瞬にクチャっとつぶれてしまいました。バキュームクリーナーの吸引力に負けてしまったのです。
かなり丈夫そうにみえるペール缶だったので驚きでした。元の形に戻すこともできません。同じようにプラスチックペール缶を使ってサイクロン集塵機を作っている方がおられました。その方は、円形に板材を切り出して、内部に補強材として入れていました。
何を隠そう、板材を円形に切る技術がなかったのでそこを省略していたのです。それで、痛い目をみました。何とかしなければ・・・。
しばらく考えて、ひらめきました。すぐに取りかかります。ペール缶を真ん中あたりで半分に切断しました。そして、片一方をもう一方へねじ込んで二重にしたのです。ドリルで穴を開けボルトとナットで固定しました。
画像では、測りもせず適当にボルトとナットを使っているように見えるかと思います。実は、ペール缶は圧力に負けていびつな形になりました。それを修正するために、必要な箇所を固定したというわけです。
その後、空気が漏れないようにビニルテープで継ぎ目を塞ぎました。ようやく、初号機(改)が出来上がりました。今度は順調に動作しました。電動丸鋸にも直接接続して使えました。
はじめてサイクロン集塵機を作って、そして使って、分かったことよかったこと
木くず、砂、やや大きめのごみ、多少の水または液体、これらを同じセッティングで吸引することができます。(※ごみの分別には気を付けなければなりません。)
バキュームクリーナー本体へ到達するのは、一番粒子の細かい木くずや粉じんになります。従って、バキュームクリーナ本体には、一番細かいものを吸引するための集塵用紙パックをセットするだけで済みます。
また、吸い込んだものの大半がペール缶の方へ落ちるので、ごみを捨てるのはペール缶のものだけでよく、バキュームクリーナー本体のごみ捨てや集塵用紙パックの交換は長期間いりません。
そして、何よりよかったことは、家庭用掃除機とも接続して使えるということです。家庭用掃除機では吸いたくないもの、使いたくない場所にも使える場合があるのでとても便利です。
初号機を作るにあたって購入したもの
グレーの洗濯機用排水ホース 1
90度に曲がった塩ビ管 1
※記載内容についてはあくまでも自己責任でお願いいたします。